NISHINIMEの耐震補強工事
耐震診断・耐震補強の必要性
紀南地方では東南海・南海地震が発生すると震度6 強から震度7 の揺れが襲ってきます。
平成22 年4 月21 日に中央防災会議は、
東海・東南海・南海地震が同時に発生した場合の被害想定を試算しています。
試算によると、和歌山県の死者数は8 万人、被害を受ける建物は19 万棟となっています。
阪神淡路大震災では、なくなった方の約8割は逃げる間もなく、家屋や家具の倒壊による圧死と推定されています。
命を守る手段として耐震補強は必要です。
津波が来るから家は補強しなくても良いという考えは間違いです。
地震がおさまるまで住宅が倒壊しないでいてくれないと逃げる前に圧死ということになります。
今、国は住宅の耐震化を2025 年までに概ね解消することを目標に設定しました。
耐震補強について
診断結果をもとに効率よく補強できる方法を検証して補強設計します。
( 必要に応じて詳細調査を行います。)
補強のアドバイス | 耐震要素(筋かい、構造用合板など)を入れてバランスの取れた補強をしましょう バランスが悪いと逆効果になります 内外部に劣化がある場合は改善すれば評価が上がります 屋根の軽量化も有効です |
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補強工事 | 補強設計をもとに補強工事を行います。 部分的に順番に施工しますので住みながらの工事となります。 施工日数は補強内容により異なりますが10 日から1 ヶ月位です。 |
リフォーム時の注意点 | 内装リフォームや、水回りリフォームを行う場合は耐震補強工事と合わせて行うのが経済的です 市町村による耐震補強の補助金を活用すればなお良いでしょう 壁や柱を無くして部屋を広く使うリフォームが増えていますが耐震診断をしないでこの辺りに筋かいを入れておこうかというような補強は効果がわかりませんし、逆効果の場合もありますので注意してください |
耐震診断について
各室内、床下、天井裏も見せて頂き、調査時間は2時間程度となります。
耐震診断は、「上山幸春」 がご担当させて頂きます。
和歌山県木造住宅耐震診断士防災士
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 一般耐震技術認定者
和歌山県耐震マネージャー認定
耐震診断の流れ
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地盤の状態
切土などの良い地盤か、埋立地や盛土などの悪い地盤か調査します。 擁壁や石積みが有るかも調査します。 -
基礎の状況
鉄筋コンクリート、無筋コンクリート玉石基礎等どれに当たるか調べます。 -
屋根の状態
屋根葺き材の種類を調べて家の重さを分類します。 -
耐力要素の調査
床下や天井裏に入って筋かいの位置や金物を調べます。 -
家全体の劣化調査
各部に劣化がないか目視調査します。 腐食や白アリ被害、その他異常が無いか調べます。 -
調査結果を基に診断
■「木造住宅の耐震診断と補強の方法」により診断します。 ■ 診断結果は上部構造評点(保有耐力÷ 必要耐力)で表されます。 ■1階と2階の上部構造評点の最小値を総合評価とします。
補強のアドバイス | |
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1.5以上 | ◎ 倒壊しない |
1.0以上~1.5未満 | ○ 一応倒壊しない |
0.7以上~1.0未満 | △ 倒壊する可能性がある |
0.7未満 | × 倒壊する可能性が高い |
壁の耐震補強例
①工事前
②解体
③壁補強
④壁下地
⑤仕上完了
柱・基礎の補強例
①柱頭金物補
②柱脚金物補強
必要な場合基礎補強も実
使用する釘類
よくある質問
木造住宅(平成12年6月までに新築した建物)は市町村に診断申し込みをすれば無料です
市町村の耐震診断を受け評点が0.7未満の場合は建築士会に耐震マネージャーを申し込めば無料で概算費用を算出していただけます
西峰工務店では概算ではなく実施補強計画と実施工事金額を提出します
はい、住みながら可能です
補強計画は住みながら出来るように水回り等は補強場所から極力外して行います
工事の規模によりますが、2週間から1カ月程度となります
大きな家財の移動が必要な場合は中に入っている物を段ボール箱等に入れていただければ大工さんが移動します
はい、事前打合せにより調整させていただきます
敷地に余裕があれば仮設トイレを設置します
余裕がない場合はお借りする場合があります
書類作成させていただきますので内容確認していただくだけとなります
基本は完成届に領収書を添付するのですが代理受領という制度を利用できます
代理受領とは補助金を工事業者が市町村から直接入金することによりお客様は工事業者に差額を支払う制度です
耐震補強は壁の工事が主になりますのでリフォームの仕上げと補強工事の復旧が重複するためリフォーム工事費の一部を補助金で賄うことが出来るため大変お得になります。西峰工務店ではリフォーム時に耐震補強をすることを勧めています